トラックバックに覚えの無いサイトのリンクが貼られていたことに本日気付きました。

当ブログとは一切関係がありません。

今回、そのサイトの信頼性が不明でしたので、そのトラックバックは削除させていただきました。

今後は、トラックバックご希望の場合は承認が必要とさせていただきました。

よろしくお願いいたします。
またまた前ブログからの転載です。

最近、転んで足をすりむいて泣きじゃくっている子供に対して、お母さんが「我慢しなさい!」と言い放ち、無情にも泣く子の手を引く情景をあまり見なくなったのは私だけでしょうか?

本題です。
動物病院はヒトのお医者さんと違って「自由診療」なので料金の設定は自由です。

使う針や糸、麻酔薬、痛み止め(鎮痛薬)、抗生物質などの薬に何を使うかも自由です。

こんな話があります。「動物の痛み研究会」のアンケートで26%の獣医師が犬猫の手術で痛み止めを全く使用していないと報告されました。

この時獣医大学の麻酔科や外科の先生達は、「昔と比べて日本の獣医師の麻酔も良くなってきたな~」と思ったらしいのですが、世間一般の人達は「26%も使っていないのか!」と予想外の反響があり、獣医師側と飼い主さん側のギャップが浮き彫りになりました。

ちなみに痛み止めを使用しない理由は「必要ない」や「副作用が心配」などでした。これは獣医学教育に問題があるのかもしれません。

昔の獣医学の教科書になると「動物は痛みを感じない」ということさえ普通に言われていたのだそうです。

痛み止めの効果は単に「動物が痛がってかわいそう」ということだけに留まらず、「ガンの転移が遅くなる」、「キズの治りが早くなる」、「麻酔のリスクが下がる」、「手術後早く元気になれる」などいろいろあります。

つまり麻酔のリスクが高ければ高いほど、効果の高い鎮痛薬が必要になってくるのです。

こんな話もあります。ヒトの医学で手術前から痛みを伴う「脱疽」(※手足が腐ってしまうこと)が続いていて、手足を切り落とした患者さん達に対して、「手術前から十分な鎮痛が行われていたグループ」と「そうでないグループ」の手術後の「幻肢痛」(※後述)の発現率を比較したところ、手術前に鎮痛が行われていた患者さん達では手術6カ月後の幻肢痛の訴えはまったくなかったのに対して、手術前に鎮痛が行われていなかったヒト達では手術後1年たっても幻肢痛が残っていた患者さんがいたことを報告しました。
「幻肢痛」とは手術で切断されたはずの手足の痛みを脳が感じてしまう現象ですが、その痛みは日常生活に支障をきたすほど深刻な場合があるのです。

しかし効果の高い鎮痛薬(例:麻薬指定のオピオイドという薬の点滴)を使うほど手術の値段が高くなる傾向があり、それは必ずしも飼い主の皆さん全員が歓迎するわけではないとも思います。ですので(安い鎮痛薬をいくつも組み合わせて効果を高めることも可能ですし)飼い主の皆さまそれぞれのご相談に合わせて一番良い方法を一緒に探していくのが獣医師の責務だと思っています。

冒頭で例えましたが、ヒトは泣いて痛みや違和感を伝えることができます。
しかし動物たちはどんなに痛くても「痛い!」と言ってはくれません。

「痛いけど我慢するしかないんだワン」、「痛いけど喋れないニャー」

しゃべることができない動物達の苦痛を少しでも和らげてあげるために、どうか飼い主の皆さまの認識が高まってくれることを切に願います。


おぎわらペットクリニック秋田    秋田県秋田市の動物病院
2012.03.01
テナントの写真です
冬のテナント
写真の大きさがうまくコントロールできないですが…


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今後はこちらに投稿します。

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